設備設計職は、どの規模の建築物のどのような設備の設計経験があるかが重視されます。応募先の企業が求める経験に応じたアピールと書き分けが必要です。
「そのまま使える職務経歴書テンプレート(Word形式)」も用意しています。
この記事を踏まえて自分の職歴を記入してご活用ください。
この記事で解説する職務経歴書のWord形式テンプレートをご用意しました。ダウンロードし、ご自身の情報で書き換えていただければ、すぐにお使いいただけます。解説を読みながら記入していきましょう。
内容にばかり気が向いてタイトルをつけ忘れた、ということがないように一番初めに記入するようにしてください。
また、書類作成日は応募する日または作成した日にしてください。ただ、作成した日が応募する日と離れてしまう場合には応募する日付にするようにしましょう。応募日と作成日が1カ月以上離れていると、企業に不信感を持たせてしまう原因になります。
そして、名前は略字などを使わずに戸籍通りの名前を正確に記入してください。
最初に、現在または直近の会社にいつ入社したのか、退職している場合はいつまで在籍していたのかを年月日とともに記載します。
そして、その会社で所属していた部署、主に担当していた業務や携わった物件について簡単に説明します。
資本金や従業員数などが分からない場合は事前に調べておくようにします。
職務要約文面サンプル
××××年×月×××××株式会社へ入社。
設計積算部にて物流センターや教育施設、工場などの設備設計業務に従事。
その会社で設計を担当した物件について書いていきます。ここはあなたの経験を一番アピールできる箇所であると同時に企業が最重要視する部分です。この部分の内容や記載方法で採用が左右されると言っても過言ではないので、きちんと丁寧に書くようにしましょう。
会社ごとに担当した物件を分けるので、一番上に直近の会社を持ってきます。会社名、資本金、従業員数、あなたの在籍日数、所属部署と職位を記載してください。
その下に物件を並べていきます。これまで携わった物件の全部は書かず、おおよそ3年から5年以内に担当した中で業務内容や物件規模の面であなたがアピールしたいものにしぼり、その旨を最初に記載してください。おおよそ10件前後で十分です。
物件については、物件の面積や階数など数字で表せる部分や構造を記載して分かりやすくなるようにしてください。
そして上下水道、電気、インターネット、空調など、どの部分の設計を担当したのかを記載します。採用企業がどの設備の担当を募集しているかもしっかり確認し、それに沿った内容を記入するようにしてください。
職歴文面サンプル
××××株式会社 資本金:××××円 従業員数:×××名××××年××月~現在 /設計積算部 設計業務
担当物件 | 職位 |
---|---|
■××××年××月~××××年××月 ××社物流センター新築工事 【業務内容】空調換気設備、衛生設備、消火設備の実施設計 【工事規模】S造 地上×階建て 延べ床面積××××㎡ 【用 途】物流センター、事務所 |
設計 |
■××××年××月~××××年××月 都立保育園建設工事 【業務内容】空調換気設備、衛生設備、消火設備の実施設計 【工事規模】S造 地上×階建て 延べ床面積××××m2 【用 途】保育園 |
設計 |
資格は設備設計に関係するものだけ記載してください。施工管理技士や監理技術者資格証など業務で使うものがあれば必ず記載します。
また、いつ取ったのか年月日も併記します。企業側から資格の証明書を求められることもあるので、記載する資格については必ず証明書の有無を確認し、用意して提出できるものだけを記載しましょう。
資格
資格名 | 取得・合格年月 |
---|---|
普通自動車第一種運転免許 | ××××年××月 取得 |
1級管工事施工管理技士 | ××××年××月 取得 |
監理技術者資格証(管工事) | ××××年××月 取得 |
建築設備士 | ××××年××月 取得 |
CADは設計業務でほぼ必ず使うので、それぞれのソフトでどこまで使えるのかをなるべく詳細に記載します。
できないことを記入した結果、採用後に実は使えなかった、ということになると企業も困ってしまうだけでなく、ご自身のキャリアにも大きな傷をつけることになるので、自信を持って使うことができる範囲まで書くようにします。
使用可能ソフト
・JW-CAD:設計図作成・CADWe’ll CAPE:施工図作成
改めてこれまで従事してきた業務について、その業務を進めていく上で意識していたこと、注意していた点について記入します。
これまで書いていないことに触れるよりも、設計事例に記載した物件を例にあげてどのように携わったかをアピールした方がいいでしょう。
また、募集要項や会社案内など、その会社についての資料を確認し、どのようなスキルを求めているのか、どのような姿勢で取り組む人を採用しているのかを把握してご自身の人物像とすり合わせてアピールしてください。
機器や配管の納まりはもちろん、他業種との取り合い、施工やメンテナンスのし易さ、将来の更新までを考えた設計を行っております。
また、改修や更新工事も数多く経験しております。自由度が制限される中でコストと機能がバランスよく両立できる設計を提案してまいりました。
この記事で解説した職務経歴書のWord形式のテンプレートをご用意しました。ダウンロードし、ご自身の情報で書き換えていただければ、すぐにお使いいただけます。解説を読みながら記入していきましょう。
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