コンサルタントが教える転職必勝ガイド
多くの求職者の転職に携わってきたコンサルタントに、失敗しない転職のコツを聞きました。
転職は社会人生活の中で大きな転機となる出来事の一つです。人生で何度も経験することではありませんから、分からないことや不安なことが多い人もいることでしょう。『とりあえず3年は働いた方がいい』というのもよく聞く話です。
今回は、コンサルタントの柳本沙耶に実際のところどうなのか、聞いてきました。
#01.「とりあえず3年は働いた方がいい」ってほんとなの?
―― まずは、ご自身のことを教えてください。なぜ、この業界に入ったのですか?
以前はアパレル業界で小売店の店長をしていました。お店に来られるお客様の年齢層はおおよそ決まっていますので、従業員たちは次第にその層から離れていくことになります。それを不安に思う人も多く、相談を受けているうちに、もっと具体的なアドバイスができないかと考えるようになりました。次第に人材紹介やキャリアアドバイザーを突き詰めてみたいと感じ、今の仕事に転職しました。
―― これまでどのくらいの求職者を担当しましたか?
ひと月の面談数はだいたい15件から20件ほどで、今、3年目に入ったところなのでおおよそ300から400人くらいの方と関わってきました。
転職が上手くいった方に、他社のエージェントさんなどと比較して、「柳本さんに頼んで良かった」と言ってもらえるとすごくうれしいですね。
―― 『とりあえず3年は働いた方がいい』という話をよく耳にしますが、実際のところどうなのでしょうか?
まず、新卒入社と転職した人では事情が違うと思います。新卒の人の場合、明確な理由がない限りは、確かに3年くらいは一つの会社で働いた方がいいかもしれません。
1年目で仕事を覚え、2年目でなんとか一人立ちして、3年目でようやく後輩たちにも仕事を教えられるようになる、というのが一般的です。そういう時期なので、大切な3年間だと思います。
これが2年くらいで転職となると、相手の企業さんも「なぜ?」と突っ込みたくなると思いますから、納得のいく理由を返せないと不利になることもあるでしょう。傾向としては、若い方は「それならどこの会社に行っても同じですよ」という理由の人が多いように感じます。
―― どんな理由なら3年以内の転職を考えてもいいでしょう?
多いのは、入った会社に恵まれていなかった場合ですね。例えば、入社前には「残業はあまりない」と聞いていたのに、毎日終電で帰っているとか、「数年は転勤なし」と言っていたのに、1年後に転勤になったなど、会社側の問題で入社前とのギャップに苦しんでいる人などは、転職を考えてもいいかもしれません。
逆に、人間関係が上手くいかない、といった理由だと、次の職場で改善されるかどうかは何とも言えないので、様子を見た方がいいかもしれません。
―― そういった事情抜きで、今の会社を離れたいと思う人はどうしたらいいでしょう?
自分の市場価値とか会社の様子などを客観的に見て、自分の置かれている環境や立場を見つめ直すといいでしょう。例えば、どういう会社があるのか求人票を見てみたり、私たちのような転職エージェントに話を聞いてみたり、あるいは他社の書類選考を受けて自分がどれだけ求められているのかを測るのは、やり方として「あり」だと思います。
もしそれで、自分の年収が明らかに低いことを知ったり、転職することで仕事の幅が広がったり、キャリアを磨けることに気付いたのであれば、そこから転職を検討するのは悪くありません。
―― 新卒以外の人の場合はどうお考えですか?
転職までの期間は、待てばいいということではないので、やはり明確な理由があるのであれば問題ありません。これは年代に関係なく言えることだと思います。
ただし、2~3年周期で何度も転職を繰り返すのはよくありません。企業側も「ん?」と思ってしまいますから、引く手あまたという感じにはなりません。そういう人は、動くタイミングをしっかり考えるべきです。
正直に言うと、転職を繰り返す人は「転職した方がいいんだ!」と思いこんでいる傾向があります。例えば「残業が多いから」という理由を挙げていても、実はそれほどでもなかったりするケースがよくあります。
―― やはり、明確な理由があるかないか、が判断の別れ目なんですね?
その通りです。これは現在の会社での在籍期間が3年以内かどうかに限らず、転職全般に言えることなのですが、なんとなくで転職をするのは避けるべきでしょう。
特に、新卒の方は3年以内に転職となると「忍耐力が足りない」というイメージを持たれる可能性もありますので、じっくり考えてから動くようにしてほしいと思います。
ヒューマンリソシア株式会社 東京人材紹介営業部 コンサルタント 柳本 沙耶(⇒コンサルタント紹介)
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