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コンサルタントが教える転職必勝ガイド

多くの求職者の転職に携わってきたコンサルタントに、失敗しない転職のコツを聞きました。

転職は社会人生活の中で大きな転機となる出来事の一つです。人生で何度も経験することではありませんから、分からないことや不安なことが多い人もいることでしょう。
今回は、コンサルタントの柳本沙耶に『年代ごとの転職』をテーマにインタビューしました。

#04.建設業界の年齢別の転職ノウハウ

柳本沙耶

―― 求職者の年齢や年代ごとに、転職の考え方は変わるものでしょうか?

はい。会社における役割や立場も違いますし、会社外での環境にも違いが出ますから、どういった転職を目指すべきかは変わってきます。

―― では、まず20代の人の転職について教えてください。

20代の人はキャリアアップや、資格を取ってのキャリアチェンジが多いです。どちらかというと、年収を上げたいというよりも、やりたい仕事に挑戦したいという人が多いですね。年齢が上がるとそういった転職は難しくなりますので、若いからこそできることだと言えます。

―― 具体的にはどういったアドバイスをしていますか?

若い方はフワッと考えている人も多いので、いろいろな道を提示することで方向性を定めていくように意識しています。例えば、ゼネコンがいいのか、ハウスメーカーなのか、デベロッパーなのかといった感じです。私は3つくらいの方向性を提案して、そこから絞っていくようにしています。

柳本沙耶

―― 若いうちの転職が、後々に不利になることはありますか?

20代のうちに何度も転職を繰り返していると、悪いイメージを持たれることがあります。20代の間に1回程度の転職で、かつしっかりした理由があれば変なイメージがつくことはありません。

―― 続いて、30代での転職はどんなものでしょうか?

30代はご自分の家族を持つ人が増えてくるので、その影響が大きくなります。子どもが生まれたから年収をアップしたいという方も多いです。また、奥さんの実家近くで働きたいとか、家を買ったから転勤したくないとか、ライフスタイルの変化そのものが転職の理由にもなります。

―― 家族ができたことで、転職条件に制限がかかる場合もありますか?

はい。年収は上げたいけど、転勤は避けたいといったケースも増えますので、希望に沿えない場合も出てきます。パーフェクトな案はなかなか難しいので、年収をどこまで下げられるかとか、転勤はダメでも出張ならどうかとか、ある程度の妥協もしつつ擦り合わせるのがいいでしょう。

―― 20代の人のように新しいことに挑戦する転職は難しいですか?

30代の前半であればギリギリ挑戦できるとは思います。ただ、どうしても年収が下がってしまいますので、家庭を持っていると厳しいでしょう。最近、担当した方にそういう方がいましたが、ご家族もいらっしゃったので年収を選びました。
理想は、20代のうちにやりたいことを見極め、30代はバリバリ稼ぐといった流れがいいですね。

―― さらに年代が上がって、40代となるとどうでしょう?

この年代になると、役職者が増えてきます。マネージメントがやりたいとか、現職と同じくらいの役職で転職したいという人が多いですね。これはそう難しい要求ではないと思います。経験があれば、企業側もそういう人として採用を考えますし、40歳から42歳くらいであれば、期待値も込めて検討してもらえるでしょう。

―― 30代と並んで働き盛りだと思いますが、違いはありますか?

一番の違いは、子どもが大きくなったとは言えまだまだ働かなければならないという状況から、安定した会社を条件に挙げる傾向が増えてきます。最後の転職にしたいという人が多く、定年まで勤められるかとか、定年後の再雇用はどうかなども気にされます。ですから、こちらとしても残業の多い職場などよりも、安定して働ける会社を紹介することが多いですね。
また、ワークライフバランスを考える人もいて、落ち着いて仕事をしたいという人もいます。

―― もっと上の年齢で転職を希望する人もいますか?

少なくありませんね。特に、50代は多いです。
定年を迎えると年収が3割減、4割減になります。とは言え、まだお子さんが大学に通っているというケースも多く、60歳を過ぎても年収をキープしたいという方です。
あるいは、年収は減ってもいいので、その分楽な仕事にシフトしたいという方もいらっしゃいます。

―― 現況の建設業界で、転職に有利な年代などはありますか?

今現在だと、30代から42、3歳くらいの人が最も求められています。どの企業にもこのくらいの年代が欲しいと言われます。即戦力として期待できて、次期役職者候補という立場ですね。
この年齢層は、新卒採用が少なかった世代で、かつ転職で出て行ってしまう人も多いので、足りていない企業が多いようです。このくらいの年齢の人は、今がチャンスだと言えるでしょう。

ヒューマンリソシア株式会社 東京人材紹介営業部 コンサルタント 柳本 沙耶(⇒コンサルタント紹介

柳本沙耶

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コンサルタントが教える転職必勝ガイド 一覧

  1. 東京人材紹介営業部 コンサルタント 柳本沙耶

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    東京人材紹介営業部 コンサルタント 柳本沙耶

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    インタビューキャリアアドバイザーに聞く②

    東京人材紹介営業部 コンサルタント 山口 真央

    • 転職をしたいけど時間がない!
      どうすればいいの?
  3. 東京人材紹介営業部 コンサルタント 本田廣大

    インタビューキャリアアドバイザーに聞く③

    東京人材紹介営業部 コンサルタント 本田廣大

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  4. 東京人材紹介営業部 コンサルタント 柳本沙耶

    インタビューキャリアアドバイザーに聞く④

    東京人材紹介営業部 コンサルタント 柳本沙耶

    • 建設業界の年齢別の転職ノウハウ
  5. 東京人材紹介営業部 コンサルタント 石川 利江

    インタビューキャリアアドバイザーに聞く⑤

    東京人材紹介営業部 コンサルタント 石川 利江

    • 直接応募するのとコンサルタントを 通して応募するのはどちらが良い?
  6. 東京人材紹介営業部 コンサルタント 山口 真央

    インタビューキャリアアドバイザーに聞く⑥

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    • 転職のレジュメの書き方の注意点
  7. 東京人材紹介営業部 コンサルタント 石川 利江

    インタビューキャリアアドバイザーに聞く⑦

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      建設業界の転職面接対策
  8. 東京人材紹介営業部 コンサルタント 本田 廣大

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    • やっぱり気まずい?転職先が決まった後の
      上手な退職交渉のポイント