コンサルタントが教える転職必勝ガイド
多くの求職者の転職に携わってきたコンサルタントに、失敗しない転職のコツを聞きました。
転職は社会人生活の中で大きな転機となる出来事の一つです。人生で何度も経験することではありませんから、分からないことや不安なことが多い人もいることでしょう。職務経歴書や履歴書――いわゆるレジュメの書き方もそのひとつ。そこで、今回は前職で人事を担当し、企業側の目線も知るコンサルタントの山口真央に『レジュメの書き方』を聞きました。
#06.転職のレジュメの書き方の注意点
―― 今回はレジュメの書き方についてうかがおうと思います。
人事時代にも、たくさんのレジュメを読んできました。企業側の目線でも考えられるので、レジュメ添削は得意分野です。
―― レジュメ作成全般で気を付けるべきことは何ですか?
一番は、読みやすく作るということです。職歴や経歴は書く前から決まっているものですから、どう書くかだけでなく、どう見せるかにも気を配ってほしいと思います。読みやすくするために、職歴や実績欄で箇条書きを使うのも有効です。
―― 手書きとPCでの作成はどちらがいいのでしょう?
特に指定がない限りは、どちらでも大丈夫です。以前は「履歴書は手書きで」という企業もありましたが、最近はあまりありませんね。
手書きにする場合は、丁寧に書くように意識すべきです。上手な字でなくとも、心を込めて書いているかどうかは伝わると思いますよ。
―― ありがちなミスというのは、どんなものがありますか?
まずは誤字脱字ですね。当たり前ですが、これはしっかりチェックして、なくさなければいけません。それから、西暦と和暦が混在しているケースもよくあります。日付が2018年なのに、現職の入社日が平成20年、とか。どちらかに統一されていれば、どちらでも構いません。
それから、希望条件を細かく書き過ぎるのも良くありません。希望勤務地程度ならいいですが、「転勤はできません」とかまでは書かない方がいいでしょう。それは面接で交渉すべき事柄ですね。
―― 写真についてはどうですか?
人事の立場から言うと、まず見るのは写真です。写真が必要な場合は、できれば写真店などでプロに撮ってもらうといいと思います。最低限、スピード写真で撮影すべきです。というのも、時々、ご自分のデジカメかスマホで撮ったような写真を使う人がいるんです。それは避けるべきでしょう。撮影のときは、なるべく口角を上げて、ぶっきらぼうな表情にならないようにしましょう。また、写真の切り方が雑な人もいるので、注意してほしいです。
―― 一番悩まされるのが志望動機だと思いますが、いかがですか?
みなさん、悩まれていますね。まず、企業研究は必ず行ってほしいと思います。どの会社でも、必ず同業他社との差別化を図っています。そういうことは自社のウェブサイトなどで謳っていることも多いですから、「うちの売りはココ!」というのを会社のウェブサイトなどから探して盛り込むといいでしょう。
―― ウェブサイトの情報を使うと、ほかの求職者と似た内容になることもありませんか?
あります。同じような内容が増えるので、会社によっては志望動機をそこまで重視していない可能性もあります。そういったことを考えると、志望動機で極端に自分らしさを出そうとせず、無難にまとめるのも一つの方法だと思います。とは言え、あまりに浅いと問題なので、企業研究をしておくことは前提です。
―― なるほど。あまり奇をてらったことはしない方がいいのですね?
差別化という意味では、その会社が手掛けている物件が近所にあれば、見に行ってみるのもおすすめします。そこで感じたことが志望動機につながることもありますし、これはオリジナルのエピソードになるので有効ですね。
また、前職で関わったことがあるといった経験も、自分だけのものになるので使ってOKです。
―― 最後に、レジュメで悩んでいる方にメッセージをお願いします。
繰り返しになりますが「見やすさ」「読みやすさ」を重視してください。
PCで作成する際にフォントを変える人などもいますが、「変わってる人かな」と思われることも考えられるので、あまり突飛なことはしない方が無難だと思います。みんなが普通だと捉えられる方がいいでしょう。
悩みの種になりがちな志望動機も、変に考え過ぎずに作ってみてください。
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