コンサルタントが教える転職必勝ガイド
多くの求職者の転職に携わってきたコンサルタントに、失敗しない転職のコツを聞きました。
転職は社会人生活の中で大きな転機となる出来事の一つです。
人生で何度も経験することではありませんから、分からないことや不安なことが多い人もいることでしょう。
今回はコンサルタントの本田廣大に、『転職するタイミング』をテーマにインタビューしました。
#03. 建設業界の転職するタイミング・年齢はいつぐらいがいいの?
―― 転職をするに当たって、いいタイミングというのはあるのでしょうか
この仕事をしていて感じるのは、下は20代の方から、上は定年後の方までいらっしゃいます。
みなさんそれぞれに理由を持っていますので、ずっと転職するタイミングと言えるのではないでしょうか。絶対にこの年齢じゃないとダメ、というのはありませんね。
―― では、年齢は気にせずに転職に取り組んでいいわけですね
気にする必要はないと思います。ただ、年齢が上がると選択肢の幅が狭まったり、若いうちに何度も転職繰り返しているとマイナスの印象を持たれたりということはあります。
―― 一般に、最も転職する人が多いのはどのくらいの年齢層でしょうか?
一般的には30代、40代が最も多いと思います。
そのため、最も求められるのもその年代です。新卒で入った人が30代くらいで転職をして、そこがぽっかりと抜ける、その穴を埋めるために採用する形です。つまり、転職で抜けた穴を、転職で埋めるということです。
―― そのくらいの年齢であれば、転職で年収を上げやすいということはありますか?
転職で年収が上がるとよく言われますが、30歳を超えるとそうとは限りません。現状維持なら良し、というケースも増えてくるでしょう。
―― となると、どういった理由で転職を希望するのでしょうか
例えば、現場監督をされている方は残業が多く、一般的には激務と言われます。そのため、お金の部分ではなく、より発注者に寄った上流の立ち位置に行きたいという方はいます。
年収は同じでも、残業が減るとなれば時給単価は上がるという考え方もできますね。
―― ワークライフバランスを考えるわけですね
逆に、お子さんが大学に行くとか、お金が必要になった場面で、激務ですが一般にお給料のいい施工管理を希望する人もいます。
こういった人生の節目やタイミングで転職を考える人も多いですね。
―― ほかにはどんなタイミングがあるのでしょうか
例えば、40代とか50代で、ご両親の介護をするためにUターンでの転職というのは結構多くあります。
ほかにも、結婚をしたタイミングで年収アップを狙ったりするなど、年齢が上がるにつれ、ご本人だけでなくご家族の事情なども増えますね。
―― 若いうちは自分のため、年齢が上がると家族のため、となる傾向ですか
はい。若いうちの転職の方が思い切ったことができると思います。
例えば、メーカーなど、特殊な機械の扱いを覚えなければいけない仕事ですと、年齢が低い方が有利になることもあります。
また、求人倍率の高い現状では、企業としては即戦力の確保が難しい状況です。
そのため、少々若く経験が足りない人でも、採用して育てようと考えることがあるので、チャンスは多くなっていると思います。
―― ただ、序盤にもありましたが、若いうちに転職を繰り返すと悪い印象を持たれることもあるんですね
転職回数は企業側が一番気にするポイントです。海外ではそんなことはないのですが、日本では定着率を見られますね。
―― 年配の人の転職事情はどんな感じでしょうか
現在は有効求人倍率が高い状況なので、資格があればどこかしらに決まる可能性が高いです。
ただ、年収を上げるのは簡単ではありません。とは言え、60代くらいになると、お金ややりたいことよりも、人生全体を見ている方も多いので、若い人の転職とは多少意味合いが違うように感じます。多少お給料が下がっても、楽な仕事をと考える人もいらっしゃいます。
―― 定年退職した会社での再雇用と、転職・再就職ではどうでしょう
再雇用よりは年収を上げたいという方はいます。それは不可能ではないです。
―― ほかに年齢について気を付けるポイントなどはありますか
企業のニーズもあるので、経験がマッチしていても年齢でNGにする企業もあります。すべての希望をかなえるのが難しければ、妥協点を探りながら転職を進める方法になります。
―― 最後に、求職者の方にメッセージを送ってください
転職を考えるに当たって、年齢のことで悩む必要はありません。中には、無茶な希望を伝えてくる方もいますが、絶対に無理ならそうお伝えしますし、妥協点を探ることができればその方法で対応します。
いい求人から紹介していきますので、転職業界は『残り物には福がない』です。まずは相談してもらえるといいと思います。
ヒューマンリソシア株式会社 東京人材紹介営業部 コンサルタント 本田 廣大(⇒コンサルタント紹介)
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