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多種多様な「プラント」の建設・管理はそれぞれノウハウが異なり強みを持つ企業も異なります。そんなプラントエンジニアリング業界の主要企業をご紹介します。

工場設備一式のことを「プラント」と言い、産業系、化学系、環境系とプラントには様々な種類があります。発電所の設備一式も食品工場や下水処理場の設備もすべてプラントと呼ばれるのです。

プラントエンジニアリング業界には様々な新規プラントの立ち上げを行う企業もあれば、特定の種類のプラントに特化した専業プラントエンジニアリング企業も存在します。

その中でも、本記事でご紹介する国内大手5社「日揮」「千代田化工建設」「栗田工業」「東洋エンジニアリング」「東芝プラントシステム」がプラントエンジニアリング業界を牽引しています。

栗田工業株式会社

売上高 経常利益 従業員数 平均年齢 勤続年数 平均年収
2,648億4,500万円 226億9,100万円 6,737人 42.6歳 17.2年 896万円
※2020年3月期の有価証券報告書より作成
※平均年齢・勤続年数・年収は単体。他は連結ベース

1949年の創業以来、「水と環境」分野で事業展開をしてきた水処理プラントのリーディングカンパニーです。「メンテナンス」「装置」「薬品」の3つの事業領域に基づき、あらゆる産業へ水に関わるソリューションを提供しています。

 

アジアやヨーロッパ、北南米への事業展開をする、世界的にも有名な企業と言えます。

 

水処理プラントの首位を誇ることから、売上の多くをプラント事業が占めますが、水処理薬品事業を第2の柱とし、近年売上高は右肩上がりとなっています。

 

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東洋エンジニアリング株式会社

売上高 経常利益 従業員数 平均年齢 勤続年数 平均年収
2,190億9,400万円 24億6,700万円 3,991人 43.9歳 17.6年 797.6万円
※2020年3月期の有価証券報告書より作成
※平均年齢・勤続年数・年収は単体。他は連結ベース

尿素・アンモニアなどの化学肥料関連プラントに強みを持つ大手エンジニアリング会社です。企業ビジョンとして『Global Leading Engineering Partner』を掲げており、グローバル展開に積極的な姿勢をみせます。海外に12の拠点を有し、これまで約60カ国でプラントの建設を手掛けてきた実績があります。8割以上が海外からの受注なことからも、海外事業がメインな事が分かります。

 

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2017年度の赤字を2018年9月に黒字化する事ができましたが、未だ経営再建は課題です。様々な観点から経営再建を試み、新日鐵住金エンジニアリングと包括的な連携をしたことから今後は経営再建が進んでいく見通しではあります。

東芝プラントシステム株式会社

売上高 経常利益 従業員数 平均年齢 勤続年数 平均年収
2,442億3,900万円 223億2,400万円 4,319人 45.4歳 21.6年 859万円
※2019年3月期の有価証券報告書より作成
※平均年齢・勤続年数・年収は単体。他は連結ベース

東芝プラントシステムは、東芝プラント建設と東芝エンジニアリングが合併してできた総合エンジニアリング企業です。2019年末に東芝によるTOBを受け、2020年1月末に株式上場廃止となり、東芝の100%完全子会社となりました。

 

発電所や受変電設備、上下水道や交通、工場などの社会インフラ部門に強く、売上高のうち約52%が発電、48%が社会産業となっています。

国内市場に売上が偏っていますが、近年は海外を中心に中小型発電の開拓をしていることから、今後は海外への事業展開が期待できます。

 

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東芝元請事業が多く、安定した経営を保ちながら独自事業を展開し、成長していける仕組みとなっています。

まとめ:成長の鍵は海外進出と新たな収益源の創出

日本国内におけるプラント需要は海外と比べて小さいため、プラントエンジニアリング業界が安定した収益をあげるには海外への事業展開は今後必須となります

 

既に海外売上高が80%を占める日揮が圧倒的な数字を叩き出している理由もそこにあると言えます。

 

また、それと並行し、これまで売上に貢献してきたLNGプラント以外にも注力しなければなりません。資源価格の変動などの影響を受けやすい業界であるため、幅広い分野で収益の柱を作っていかなければならないのです。

プラントエンジニアリング業界で働くには?

プラントエンジニアリング業界と一口に言っても、カバーする範囲は広く、専門性も高い業界です。そのため、資格もしくは経験、あるいはその両方が必要とされます。建設技術者不足が叫ばれる昨今ではありますが、資格と経験を持っているというだけでは転職活動はうまくいかないでしょう。

 

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