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建設工事一式を請け負うゼネコンの中でも年間1兆円を売り上げる企業5社を特に『スーパーゼネコン』と呼びます。建設業界のリーダー的存在である5社の社風と得意分野をご紹介します。

建設工事を請け負い、工事を取りまとめる役割を持つゼネコン。
そんなゼネコンの中には、年間1兆を超える売上を上げる「スーパーゼネコン」と呼ばれるゼネコンの代表的な企業があります。
本記事では、そんなスーパーゼネコン5社の特徴や売り上げ、またゼネコンに興味かある人に向けた2024年現在の業界の動向などをご紹介します。

清水建設:特許を多く保有し、ものづくりにこだわる社風

売上高 経常利益 従業員数 平均年齢 平均勤続 平均年収
2兆55億
1,800万円
▲198億
3,400万円
20,515人 43.6歳 15.9年 982.1万円
2024年3月期の有価証券報告書 より作成
※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体。他は連結ベース

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1937年に設立したスーパーゼネコンである清水建設は、宮大工を起源に持つ、伝統と実績のある企業です。

伝統を大事にしながらも、時代に沿って女性の起用や働き方改革を意識するなど、柔軟な対応が見られます。

 

実績として、横浜マリンタワーや長崎オランダ村ハウステンボス、サンシャイン60、歌舞伎座タワー、モード学園コクーンタワー等の施工物件が有名です。

清水建設は建築部門が強く、小規模な物件から大規模な物件まで幅広い建築物を請け負うことを特徴としています。

 

また、各国のインフラ整備やランドマーク建設など海外事業も行ってきましたが、今後も海外拠点での経営を自立化し、その国に根差した戦略を行うことで更なる発展を目指しています。

 

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清水建設の求人(例)

職種 建築施工管理/東日本
募集企業 清水建設株式会社
業務内容 建築作業所における施工管理(品質管理、コスト管理、工程管理、安全管理、環境等の管理)業務を担当していただきます。

【具体的には】
集合住宅、オフィスビルほか、商業施設や物流倉庫施設、教育や文化施設、医療福祉施設、都市開発分野など非常に多岐に渡る様々な建築施工に携わっていただきます。

歓迎される
資格・経験
【必須】
■一級建築士もしくは1級建築施工管理技士
■ゼネコンでの建築施工管理経験(目安として5年以上)をお持ちの方

【歓迎】
■S造、RC造、SRC造での大規模案件の施工管理経験をお持ちの方
■現場代理人のご経験をお持ちの方

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※掲載している求人は2024/11/14現在のものです。予告なく募集終了になる可能性がございます。

 

職種 不動産開発/最先端技術が強み/英語力活かせる/東京
募集企業 清水建設株式会社
業務内容 ディベロッパー部門である投資開発本部は、事業主として不動産開発に携わっていただきます。
ご経験をふまえ、配属ポジションを決定します。
例:不動産開発、アセットマネジメント、リーシング、プロジェクト推進(品質管理、工事監理)等
歓迎される
資格・経験
【必須】
■不動産開発のご経験者
■宅地建物取引士もしくは一級建築士等の保持者
■スーパーゼネコンでの不動産開発に興味をお持ちの方

【歓迎】
■ビジネスレベルの英語力

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※掲載している求人は2024/11/14現在のものです。予告なく募集終了になる可能性がございます。

大成建設:都市開発事業に強み

売上高 経常利益 従業員数 平均年齢 平均勤続 平均年収
1兆7,650億
2,300万円
389億
1,000万円
16,285人 42.9歳 17.9年 1,024.7万円
2024年3月期の有価証券報告書 より作成
※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体。他は連結ベース

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1917年に設立した大成建設は、スーパーゼネコンのうち唯一、非同族経営をしていて風通しの良い会社と言われています。

大成建設ハウジングを傘下に置き、住宅事業にも携わっていることや、市街地再開発事業に強みを持ち、高いシェアを持つことなどが特徴の企業です。

 

主な実績としては羽田空港国際線ターミナル、新江ノ島水族館、東京芸術劇場や新宿センタービルなどを手掛けるほか、新国立競技場などの国家的プロジェクトにも関与しています。

これまでは新事業に乗り出すというよりも、本業に力を入れて売上を伸ばしているという印象ですね。

しかし、近年では新たなビジネスモデルとして、現状の事業からさらに市場を開拓し、エンジニアリング分野への注力やエネルギー事業への参画などを計画しています。

 

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大成建設の求人(例)

職種 建築積算/東京、大阪
募集企業 大成建設株式会社
業務内容 東京本社にて建築積算業務をご担当いただきます。

【具体的には】
◇建築物のコストを算出する積算業務
発注者から提示される設計資料や要項などに基づいて意匠、構造、仮設など毎にコストを算出いただきます。
◇上記を行うにあたり必要な調整業務
営業、設計、開発などの社内部署と打合せ、決められた条件内で遂行するための調整などを実施いただきます。

歓迎される
資格・経験
【必須】
■5年以上の建築物(S,RC,SRCなど)の積算、見積経験
※下記いずれかの資格をお持ちの方
■一級建築士
■1級建築施工管理技士
■建築積算士またはコスト管理士、同等以上の資格

【歓迎】
■値入経験

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※掲載している求人は2024/11/14現在のものです。予告なく募集終了になる可能性がございます。

 

職種 土木設計(橋梁)/東京
募集企業 大成建設株式会社
業務内容 東京本社にて下記業務を担当いただきます。

◇構造設計
◇NEXCO設計対応
◇橋梁リニューアル設計対応

歓迎される
資格・経験
【必須】
■土木設計設計業務

【歓迎】
■橋梁設計経験
■一級土木施工管理技士、技術士(建設部門)、RCCM など

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※掲載している求人は2024/11/14現在のものです。予告なく募集終了になる可能性がございます。

竹中工務店:建築が売上の9割を占める建築専業型

売上高 経常利益 従業員数 平均年齢 平均勤続 平均年収
1兆6,124億
2,300万円
593億100万円 13,507人 44.6歳 18.9年 1,012.8万円
2023年12月期の有価証券報告書 より作成
※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体。他は連結ベース

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竹中工務店は、1909年に設立された、建築専門でスーパーゼネコンの中では唯一の非上場企業です。

職人気質が強く、土木は子会社に任せて建築専業のゼネコンとして経営しています。

設計部門は大手の設計事務所と肩を並べるほどの実力があり、菊竹清訓や出江寛などの建築家も輩出しています。

 

特徴は、独特の雰囲気を持った質の高い設計です。

東京タワーや日本武道館、日本一の高層ビルである大阪のあべのハルカスなどを手掛けていますが、そちらにも竹中工務店ならではの設計力が溢れていますね。

 

近年では成長戦略としてカーボンニュートラルやサステナブル社会を意識しており、高層木造建築モデルや木製の耐火集成材など、新たな技術を用いた持続可能な街づくりを進めています。

 

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竹中工務店の求人(例)

職種 設備設計/総合職(地域型)/大阪
募集企業 株式会社竹中工務店
業務内容 設計部門に所属し、設備設計の業務全般を担っていただきます。
■設備計画の検討立案
・諸官庁協議を含む社内外プロジェクト関係者との調整 等
・上記に伴う各種資料、図面および3Dモデルの作成 等
歓迎される
資格・経験
【必須】
以下の条件をすべて満たす方
■四年制大学卒業以上
■設備設計の実務経験5年以上
■以下のいずれかの資格を保有している方
 一級建築士
 建築設備士
 電気主任技術者
 または建築設備関連の同等の国家資格を保有している方
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※掲載している求人は2024/11/14現在のものです。予告なく募集終了になる可能性がございます。

 

職種 施工図作成/東京
募集企業 株式会社竹中工務店
業務内容 ■幅広く施工図関連の業務を担当いただきます。

【具体的には】
◇建築工事における施工図の作成
◇製作図の確認
◇進捗管理
◇品質管理
◇発注手配
◇建築主や設計者との折衝など

歓迎される
資格・経験
【必須】
■施工図関連業務経験(目安5年以上)
■各種施工図、製作図の知識を幅広く有すること
■2Dソフトまたは3Dソフトの操作スキル
※下記いずれかの資格をお持ちの方
■一級建築士
■1級建築施工管理技士
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※掲載している求人は2024/11/14現在のものです。予告なく募集終了になる可能性がございます。

【2024年】ゼネコン業界の今後

ゼネコンでは公共事業も多く請け負っているため、社会情勢や政府の方針などにもその動向は影響されます

2024年現在では2025年に行われる大阪万博に向け大規模な工事が行われているほか、今後開業予定のリニアやその開業に際した周辺都市の開発工事なども大きな需要が見込まれるでしょう。

JR東海では当初、東京〜名古屋間のリニアの開業目標を2027年としていましたが、静岡工区の着工の目途が立っていないことから、工事完了予定を「2027年以降」と改めました。

今後の見通しが立てば、工事の需要もさらに増加していくでしょう。

 

また、ゼネコンの高い技術は発展を続ける東アジア諸国などからも需要があり、すでに技術の輸出や海外での工事を請け負っていることなど、海外進出もさらに進んでいくことが考えられますね。

 

懸念点として、現在建設業界では「2024年問題」と呼ばれる、労働基準法改正の規制猶予が2024年3月で修了するために、2024年4月より時間外労働の規制が厳しくなったという問題があります。

ゼネコン、ひいては建設業界では以前から労働力の不足やそれに伴う残業の多さが問題視されていました。

2024年問題もあって働き方の改善が求められており、対応できなければさらに離職を生んでしまったり、人が入ってこないといった悪循環を招きかねません。

 

ゼネコン業界の発展には、根本的な労働時間の改善が必要だということですね。

スーパーゼネコン業界で働くには?

ゼネコン、特にスーパーゼネコンは、大規模な工事に携われるやりがいの高さや収入への期待から就職先として人気があります。その分スキルや経験も必要とされるため、転職は簡単なことではありません。

 

ゼネコンは元請けとして建設工事全体をコントロールするのが主な業務であるため、施工管理職は常に高い需要があります。営業職などの需要も高いですが、設計職や研究開発職など様々な業務があり、専門的なスキルが必要な職種も多くあります。また、海外で事業を展開している企業も多いため、英語力は武器になります。

施工管理では1級施工管理技士資格と規模の大きい現場の施工管理経験は事実上必須ですし、研究開発部門では、高い技術と経験を持つエンジニアにもニーズがあるでしょう。

 

また、近年建設業界では、BIM/CIMが注目されています。

これは建設事業において計画や調査、設計の段階から3次元モデルを導入することで、工事や管理の効率化と品質向上を図るという取り組みです。

 

BIM/CIMによってミスを減らし安全性や効率性を高められるだけでなく、結果として経済効果やインフラの質向上にもつながるとして国土交通省により国においても推進されており、今後の建設においてBIM/CIMに対応できる3D CAD(3次元の設計・製図が行えるソフト)などのスキルの需要が高まっていくことが考えられます。

おすすめの資格

ゼネコン業界への転職には高いスキルが求められるため、その証明として資格を取得しておくのもおすすめです。

 

その専門業務によっても様々ですが、特に「 施工管理技士」「 一級建築士」「 技術士(建設部門)」資格は取得が条件となっているところも多いでしょう。

 

施工管理部門では必須となる施工管理技士資格や、設計に必須の建築士資格といった、それぞれの部門で専門の資格が必要になります。
公共事業において事前調査や計画・設計監理を行える技術士資格なども重宝されるでしょう。

 

ゼネコンでは大規模な工事を扱うため、建築士で活躍したい場合は一級建築士は必須になります。

 

また、施工管理技士も1級を取得しておくと転職には有利になるでしょう。

まとめ

ゼネコンの中でも特に公共事業などの大規模な工事を請け負うことが多いスーパーゼネコンは、特に高いスキルと経験を要します。

しかし、1級施工管理技士や一級建築士などの高度なスキルと経験があれば、それを活かして働くことも夢ではありません。

 

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