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施工管理は女性ではきつい?女性ならではのメリットやデメリットを紹介

一昔前は工事現場は男の仕事でした。しかしそんな中でも女性がどんどん活躍してきている仕事もあります。では施工管理はどうでしょう? 女性が行う際のメリット・デメリットをご紹介します。

女性でも施工管理になれる?

施工管理の主な仕事は必ずしも男ではないとできないような仕事ではないため、女性でも施工管理することは可能です。施工管理をする方のなかには少数ながら女性もいますし、今後ますます女性が活躍できる仕事といえるでしょう。

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施工管理とはその名の通り建設現場などに常駐して、建物やプラントの建設工事の開始から竣工までの一連の業務を監視していくことを言います。
業務は大まかに分けると以下のようなものがあります。

【施工管理の主な業務】
1.工程管理
2.受け入れ管理
3.品質管理
4.安全管理
5.試運転助成
6.ダメ工事管理

工程管理

工程管理は建設工事が工程通りに問題なく進んでいるのかを管理する業務です。大まかにいうと1日の工程から週間工程、月間工程、さらに長い工事だと年間工程までを管理する必要があります。
特に建設工事では工程通りに工事が進まないのは当たり前です。むしろ工程通りに100%進捗するほうが珍しいといえるくらいです。

また、屋外の工事が多いので大雨や台風などの天候で工程が遅れることも非常に多いです。そのため、これらの工程遅れなどを管理していかに納期に間に合わせるように工程を進捗させていくか管理する業務となります。
工程の中では大型機器の搬入など絶対にずらすことのできない箇所もあるので、大きな目で管理するのと同時に、細かい目でも管理していく必要があります。

受け入れ管理

工事中は数多くの材料が搬入されます。しかし、それが規定通りの材料でなければ使うことはできません。毎日納入される材料が仕様書通りの物かをチェックするのも重要な仕事です。

品質管理

工事はあまり人の目が届かないところも多いですが、品質管理は非常に重要です。
低品質な材料を使うと安全性に欠けてしまいますし、工事の手直しも非常に難しく、会社の信用問題にもつながります。
そのため、「工事が仕様書通りに適切に施工されているか?」「検査は問題なかったか? その結果は?」などの品質管理も非常に重要な仕事になるのです。
もちろん、専門的な判断はできませんので検査のスケジュールなどをしっかりと立案して、専門の品質検査官を派遣してもらう日程を決めることなども重要な品質管理の仕事です。

安全管理

建設現場では保護具を付けていても十分でないような非常に危険な仕事が数多くあります。そのような建設現場で安全対策を考え、日々現場を巡回し作業員の人が安全に仕事をしているか確認するのは重要な仕事です。
建設現場ではすべてのリスクを明らかにすることはできません。すべてのリスクに対して100%の安全対策をするのは難しいので、事故の起こる確率を少しでも低くする安全管理が求められます。

ダメ工事管理

工事が終了に近づくと細かい点で施主から直してほしいところなどの要望があります。そのような箇所も竣工前に修正していきますが、このような細かい工事(このことを「ダメ工事」と言います)を管理していくのも重要な仕事です。

女性が施工管理になるメリット

現場の管理をする施工管理職に女性がなることで以下のようなメリットが考えられます。

細かい危険個所などを気付くことができる

女性ならではの視点で細かい危険な箇所などに気づくことができますので、安全管理などで力を発揮することができるでしょう。
男性の場合はどうしても大雑把になりがちなところもありますが、細かい点を気付けるという点では女性の方が優れている点でもあります。

仕事に困らなくなる

女性はどうしても産休や育休などでいったん仕事を離れる人もいると思います。特にテクノロジーの進化が速い仕事だと、ちょっとした育休や産休で周りからおいていかれるかもしれません。
しかし、施工管理という仕事は基本的には他の人が設計したものの建設を管理していく仕事なので、1年や2年程度現場から離れても全く問題ありません。
また、日本では施工管理に従事できる人の数が非常に少なくなってきている状況です。そんな中で施工管理の経験があれば、産休や育休開けでも仕事に困らなくなります。

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女性専用のトイレなどを用意してくれる

男ばかりの現場でも女性の施工管理向けに女性専用のトイレなどを用意してくれる現場もあります。
女性も働きやすいように配慮してくれる現場はとても働きやすくなります。

女性が施工管理になったときにありがちなこと

もちろんメリットだけではありません。建設業界にはまだまだ古い考え方の人が多いので、以下のようなデメリットもあります。

ナメられる場合がある

いくら女性の進出が増えているとはいってもやはり女性が建設現場に来るとナメられる場合もあります。下請けなどで古い考え方の多い会社などだと特にそういう傾向があります。
そのため、施工管理をしていてもこちらのお願いを聞いてくれないばかりか、無視して作業するような人も中にはいます。

「女性だから」といわれる

男性でも女性でもミスをするのに、なぜか女性がミスをすると「これだから女性は」、「やっぱり女はダメだね」などと言う人もいます。
これも先ほどの例と似ていますが、古い考えを持っている会社に非常に多いです。

女性専用のトイレなどを用意してもらえない場合がある

建設現場によっては女性専用のトイレなどを用意してもらえない場合があります。
このような場合は男性とトイレなどを共有する必要がありますが、繊細な方にとっては少し辛いかもしれません。

体力がないときつい

時に建設現場は非常に広い現場でもあり、何階建てもある建物の中で仕事をすることになります。そのため、建設中にエレベーターなどがない所に行くのは体力がないととてもきついです。
また、基本的に忙しくなれば土日祝日も返上で現場は稼働します。そうなると毎日建設現場に行かなければならないので、慣れない女性にとっては非常にきついことになります。もっとも、これは男女関係なく楽ではないですね。

施工管理に向いている女性

肝が据わっている女性

少し意地悪を言われたくらいでは動じないくらい肝が据わっている女性は施工管理に向いています。
自分のいうことを聞かない職人や、悪口を言う職人にも厳しい口調で逆に指導できるくらいの女性だと舐められることもないでしょう。
特に施工管理の現場ですと飲み会も非常に多い場合があります。飲み会でセクハラ発言などを受けても、ガンガン言い返すくらいの気持ちを持つことが重要です。

細かい点に気づくことができる

建設現場では些細なことが大事故や大きな工程遅れにつながります。そのような細かな点を早めに気づくことができる女性は施工管理に向いています。

論理的にものを考えることができる

論理的に物事を考えることができる女性は工程管理などの場面でその力を大きく発揮できます。
建設現場では非常に多くの物事が進んでいき、細かい工程を書くと何重にもなります。そのような工程を一つずつ管理して、どれか一つが遅れても他の工程に影響が出ないように組み立てていくには、論理的な思考が求められます。

女性ならではの施工管理のやりがい

他の人と違うキャリアを進むことができる

いくら女性の進出が増えてきたといっても、やはり女性にとっては何カ月も建設現場に常駐するのは少し気が引けるものです。しかし、他の女性と違うキャリアを進むことで多くの選択肢が増えるでしょう。

また、施工管理という仕事を経験していると、事務作業だけでなく建設現場を見ることができるという能力の証明となります。
そのため、他の女性よりもキャリアとしては多くの道筋ができることになり、大きなやりがいにつながります。

資格取得に必要なもの

施工管理という仕事をする上で非常に重要な資格が「施工管理技士」と呼ばれる資格です。この資格を取得するのに必要なことを解説してきます。

経験年数

施工管理技士の資格を取得するには、まず経験年数が必要となります(1級の場合)。簡単にいうと大学卒業では指定学科以外では4年6カ月の経験年数が必要となります。
この経験年数だけはどうやっても短くすることはできないので、その間は頑張って仕事をしましょう。

専門知識

施工管理の専門的な知識だけなら良いのですが、「施工管理技士」の資格は設計としての知識を求められます。
そのため、設計としての仕事にも従事することで合格に必要な知識を取得することができます。

文章能力

「施工管理技士」の実地試験の中に記述式の試験があります。ここでは自分が今までやってきた経験の中でどのように仕事をしてきたかを記述します。
この時に文章能力がないと簡単に試験に落ちてしまうので、日ごろから報告書を書くなどして文章能力を鍛えておく必要があります。

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施工管理は非常にやりがいのある仕事で、以前よりも女性の施工管理技士も増えてきました。
女性にとって厳しい面もある仕事ですが、女性ならではの視点を活かすことも可能です。

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