施工管理の志望動機の作成ポイントを例文付きで解説!
工事全体の工程・安全・品質などを管理する施工管理職。工事の醍醐味が詰まったやりがいある仕事です。この記事では、施工管理に転職したい時に役立つ「志望動機を作成するポイント」をご紹介します。
コンテンツ
施工管理の仕事内容は主として工事全体の工程管理や、安全管理となります。それ以外にも客先での常駐の場合は客先への対応なども行います。
【主な仕事内容】
1.工程管理
2.安全管理
3.受け入れ管理
4.品質管理
5.試運転
業務は非常に多岐にわたりますが、その中でも一番大切なのは安全管理です。建設現場ではすべての工事のリスクを明らかにして事故をゼロにすることは非常に難しいことですが、それでも出来得る限り完全な安全対策を施さなければなりません。
その安全対策の立案や実施状況のチェックなども施工管理の仕事となります。時には作業員に何度も注意したり、少し工程が遅れれば客先や会社から文句を言われたりと、精神的にも大変な仕事です。
しかし、全く何もなかった土地や建物の中に徐々に設備などが搬入されて、完成していくのを見るのは施工管理しか経験できない仕事です。建設初期から竣工まで立ち会える仕事というのは施工管理以外になく、大きなやりがいを感じることができる仕事です。
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施工管理に転職したい時に役立つ「志望動機を作成するポイント」をご紹介します。
経験者の場合
経験者の場合は自分が施工管理という職業を得てどのように社会に貢献して、どのようなやりがいを感じてきたか? またどのようなところに施工管理としての仕事に魅力を感じることができるか書いていきましょう。
未経験者の場合
未経験者の場合はどのように施工管理という仕事を知って、どのような点に魅力を感じたかを記載しましょう。例えば大きな工場の建設などの仕事を探すうちに、施工管理という仕事を見つけ、竣工まですべてを自分で管理できる点に魅力を感じたなどを挙げると良いでしょう。
志望動機を作成する際の注意点としては下記のようなものが挙げられます。
「単に大きな仕事が好きだから」
単純な理由にすると、仕事内容を理解していないと判断されることがあります。
「長期の出張が好きなので」
長期出張以外の仕事はダメなのか? と疑問を持たれます。
「面白そうだから」
理想と現実のギャップですぐ辞めてしまうのでは? と思われてしまいます。
経験者の方は施工管理という仕事の厳しさを知っているため、それでもその仕事につきたいという考えがあれば問題ないです。
しかし、未経験者はあまりにも理想ばかり押し出すと「きれいごと」ととらえられてしまい、採用されないかもしれません。
達成感を前面に押し出す
「多くの現場で施工管理の仕事をして苦労もしてきましたが、苦労の末に建物などが完成した時に大きな達成感を味わえるのはこの仕事しかないと考えています。今後もそのような達成感を味わっていきたいため、大規模な建築物を得意とする貴社を志望致しました。」
仕事が自分に合っている
「複雑な工程の調整や多くの物品の受け入れ管理などの細かい仕事は施工管理と切って離せません。私は細かい仕事が得意であることから、施工管理が向いていると自負しております。」
人材不足をアピール
「施工管理は、安全に工程通りに仕事を進めていく上では欠かせない仕事と考えています。これからは施工管理を担う人材が不足していくと思われるため、自分の能力を施工管理で生かしていきたいです。」
人材不足をアピール②
「貴社の説明会で施工管理の仕事を知り、非常に興味を持ちました。大きな工場やプラントなどの建設に一から関わることができ、最後まで管理できることに魅力を感じます。また、人材が不足しており若い人の力を求めていると知ったことから、志望しようと決意しました。」
実は設計の知識も重要な高度な仕事
「現職では施工管理のほかに設計もしています。私は施工管理の方が直接建設工事にかかわることができ、設計の知識も生かせる難易度の高い仕事だと考えております。今後は自分のスキルアップにつながる施工管理中心で仕事をしたいと思い、貴社を志望致しました。」
出張が多いが大丈夫か?
施工管理の仕事はほとんどが出張です。中には日帰りがメインで出張にはあまり関係ない人もいますが、ほとんどが長期出張前提でしょう。そのため、未経験者や新卒の方は長期出張が可能か気にされます。特に未経験者からの転職で家庭を持っている人は注意が必要です。
初めて会う人とでも仕事ができるか?
施工管理の仕事は多くの人に作業指示などを行いますが、いきなり初対面の人と仕事をする場合も多いです。そのため、あまりにも人見知りだとうまく作業指示などが行えずに仕事に支障が出ます。
海外でも施工管理はできるか?
現在では日本国内の仕事以外でも海外でも施工管理をすることが求められます。この場合の『仕事はできるか?』というのは語学的な意味もありますが、『未知の環境で仕事ができるか?』という意味も含まれています。特に現地の食べ物などになじめない人などは、海外での仕事に向いていませんので注意が必要です。
企業が施工管理に求めることはまず「責任をもって現場を完成まで仕上げてくれること」です。これは仕事としてはもちろんのことで、精神的なプレッシャーなどで途中リタイアしてしまう人もいますが、そのような人は会社から見ればとても大きな問題となります。
それ以外にも会社が求める人材としては「施工管理技士」の資格を取得している、もしくは将来的に取得する意思のある人です。
建設業法上、元請けとして4,000 万円(建築一式工事は 6,000 万円)以上の工事を請け負う場合は特定建設業許可がいります。またこの工事の場合は「監理技術者」という技術者を現場に選任させる必要があります。
この「監理技術者」の資格を得るために必要なのが「施工管理技士」という資格です。そのため、建設業を営んでいる会社ではこの資格を非常に重要視しています。
もしあなたが現在施工管理として働いているのであれば、将来的には必ずこの「施工管理技士」の資格を取得しましょう。そうすれば社内でも評価されますし、転職の際にも有利になります。
施工管理は時には客先などに何カ月も常駐し、タイトなスケジュールの中で数多くのトラブルを何とか解決しながら竣工まで管理する…そんなきつい仕事の施工管理ですが、どのようなやりがいがあるのでしょうか?
工事開始から竣工まで管理できる
施工管理は1つの建築物の最初から最後まで立ち会うことになります。
建物やプラントでもそうですが、元々は何もない更地から徐々に建物の基礎が姿を現し、図面通りの物が徐々に出来上がっていく姿を間近で、しかも最後まで見られるのは施工管理の仕事しかありません。
規模の大きい仕事ができる
基本的に施工管理という仕事が必要な仕事は、規模が非常に大きな仕事です。
何千万円~何十億円もする規模の工事の施工監督というのは工程管理なども大変ですが、建物が完成したときの達成感も非常に大きいです。
様々な現場で仕事ができる
施工管理の現場は日本国内に限らず世界中にあります。日本国内だけであっても現場は北は北海道、南は沖縄まであるのでいろいろなとこに行くことができます。
特に海外であれば、いろいろな文化も学べるのでとても良い刺激となります。
施工管理という仕事は時には大きなプレッシャーにさらされますし、客先の理不尽な要求にも対応せねばなりません。
では、どのような人が施工管理に向いているのでしょうか?
プレッシャーに強い
施工管理の仕事はタイトなスケジュールや言うことをきかない作業員、無理な事を言ってくる設計、理不尽な客先など、いろいろと胃が痛くなるようなことに対処せねばならない場面もあります。少しくらいのプレッシャーではへこたれないくらいの精神力が必要とされます。
もし、施工管理の仕事をしている人がうつ病などに陥ると、現場を管理する人がいなくなるのでプレッシャーを逆に力にできる人が施工管理に向いています。
積極的に行動できる人
施工現場は毎日動いています。何かトラブルがあった時にいちいち考えていては、作業員の手が止まり工程はどんどん遅れていきます。しかもよほどのことがなければ納期は変わりませんので、帳尻合わせで現場の全員に負担を強いることになりますし、コストが余分にかかることにもなります。
そのため、何か問題が発生しても自分の中ですぐに答えを出し、行動に移せる人が施工管理に向いています。
コミュニケーション能力が高い
施工管理は発注者や職人、技術者など関わる人数が非常に多い仕事ですので、コミュニケーション能力が高い方は施工管理に向いています。
発注者に依頼された内容は期日までにしっかりと遂行する必要がありますので、各方面と打ち合わせをしたりコミュニケーションをとったりしながら仕事を進めていかなければなりません。
施工管理の求人はたくさんありますが、ご自身をしっかりとアピールできなければ理想の転職をすることはできません。
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