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機械設備設計とは? その仕事内容を解説

四季があり一年を通して温湿度の変化が大きい日本では、水回りの質は生活の質を左右します。
これらを設計するのが機械設備設計のお仕事です。

四季があり一年を通して温湿度の変化が大きい日本において、快適に過ごすには空調設備が必要不可欠です。温暖化の影響などもあり、エアコンなしで夏を過ごすことは今や考えられないことでしょう。また「水回り」という言葉があるように、水を扱う風呂、便所、洗面などは生活の質を左右するほどに重要。これらを設計するのがここでご紹介する機械設備設計の仕事となります。

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建築物において人々が「安全」に暮らすのはもちろんのこと、「快適」に暮らすための工夫も建築の大きな役目です。小さな建築から大きな建築まで欠かすことはない機械設備、人々の暮らしを支える機械設備設計の仕事をご紹介していきます。

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機械設備設計士の「機械設備」とは?

一般に建築において「機械設備」とは建築空間の「空気」と「水」を整える設備を指します。

空気を良好に保つには温度、湿度、空気清浄度、気流などを調整する必要があります。設備としては空気調和機、いわゆる空調と呼ばれるものになります。身近なものですとパッケージエアコンなどが挙げられます。

パッケージエアコンは小規模な店舗やオフィスに用いられますが、大規模な建築になると中央管理型の空調を用います。空気を調和する機械設備室から各部屋まで送り出す必要がありますが、大規模な建築になるとダクトのルートや形状の設計も重要です。

水回り設備は身近なところでいうと風呂、便所、洗面台、キッチンなどが挙げられます。大規模な建築になるとより多くの水量を確保する必要があることや、使用空間へ運搬するシステムを考えなくてはなりません。他にも水を使う防災設備である消火栓やスプリンクラーも機械設備の領域です。

機械設備設計士の仕事内容は?

機械設備設計士の仕事は様々な規模や用途の建築物に対して適切な種類の機械設備を提案、設計、監理することです。

1.意匠設計が作成した図面、構想をもとに提案をする

例えば家族3人が住む戸建て住宅と1,000人が住むマンションでは設備のキャパシティが全く異なります。また、マンションとフィットネスクラブでも設備の使い方が異なります。フィットネスクラブでは巨大なプールや温浴施設があるため、ボイラーなどの設備が必要となるでしょう。

要求された規模や用途から必要なキャパシティを正確に想定することが設備設計の第一歩としてとても重要になります。

2.想定された設備を設計する

機械設備の設計は機械の容量や数量、方式を設計することも重要ですが機械設備室の位置、ダクトルートの計画も同様に重要です。性能が良い設備を計画してもダクトルートが不適切だと余計にエネルギーを必要とするだけでなく、良い空気の状態で各部屋に供給できなくなります。

また機械設備の寿命は建築よりも短いため、メンテナンス性も考慮しなくてはなりません。メンテナンスが困難で、切り替えに長い時間がかかり、その間空調や給排水設備が使用できなくなることは許されません。

近年、環境配慮のエコに対する見方もとても厳しくなってきました。大規模な建築物において日々使用する機械設備においてはなおさらです。そのため、省エネルギーの観点から計画することも重要な要素となっています。

機械設備設計で活躍するなら取りたい資格「設備設計一級建築士」

建築に関わる仕事であるため建築士の資格が必要です。機械設備設計を専門とするには規模が大きい建築物が対象となるため一級建築士の取得が望ましいでしょう。機械設備と言えど、建築の構法や仕組みを理解することでより良い提案や、図面の作成ができるようになります。建築士取得の過程で身につくこともあるので一級建築士取得を見据えてキャリアを考えていくことをお勧めします。

実は設備設計を行う人にとって、それ以外にさらに上位の資格があります。それが、本稿で紹介する「設備設計一級建築士」です。

設備設計一級建築士の資格が活かせる転職先

設備設計一級建築士の資格が創設される前まで設備設計者は裏方的存在でしたが、今では大規模建築物を設計するには必要不可欠な存在となりました。

一級建築士の上位資格である『設備設計一級建築士』は大規模建築物の設計において重要な役割を担うとともに、責任重大なポジションです。

設備設計一級建築士が必要となる建築物は限定的ではありますが、建設業界の人手不足問題や大規模建築物の建築需要が高まった時のことを考えると、設備設計一級建築士の資格は転職で有利になることがお分かりかと思います。

以下では、設備設計一級建築士の資格が活かせる具体的な転職先として「ゼネコン」と「設備設計事務所」をご紹介します。

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ゼネコン(総合工事業)

一定規模以上の建築の機械設備設計に携われる業界のひとつにゼネコンがあります。各ゼネコンによって規模や得意分野などは異なりますが、「大規模建築物を手掛ける」ことは共通しています。

大規模建築物の設計には設備設計一級建築士が必要となりますので、ゼネコン業界では多くの設備設計一級建築士が活躍しています。

設備設計一級建築士としてスキルアップをお考えの方は、設計部門が強いゼネコンへの転職をオススメします。

ゼネコン業界について詳しくはこちら

設備設計事務所

空調設備や電気設備などの設備に関わる設備設計事務所では、設備設計一級建築士の資格を活かして働くことができます。昔よりも建築物における設備の比重が大きくなっているため、技術者不足に悩む設備設計事務所も少なくありません。

近年、設備設計事務所は「省エネ化」など環境への取り組みが課題となっており、今後はそういった取り組みを軸に、発展し続ける分野と言えます。

設計事務所について詳しくはこちら

機械設備設計のやりがいと魅力

機械設備設計のやりがいは何と言っても人々の快適性を創出する喜びでしょう。意匠設計のように一見の派手さはないものの、目に見えない空気や生活に欠かせない水を設計する楽しさは暮らしの本質と言えます。

木陰の下の涼しさを建築で表現したい、なんていう夢も良いでしょう。シンガポールのマリーナベイ・サンズのような超高層ビルの上のプール(下写真)を設計したいなんていう方も機械設備設計士に向いています。人々の暮らしの営みの背景には必ずと言っていいほど設備設計の仕事が介在しています。暮らしの快適を追求したいという意志を持った方にはとてもあった仕事です。

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設備設計一級建築士の資格が活かせる仕事は建設転職ナビで!

機械設備設計および設備設計一級建築士の概要と資格取得のメリット、給料、仕事の内容、試験の難易度についてお伝えしました。
機械設備の重要性が増している中で、設備設計一級建築士の資格は、今までの経験を活かし、更に活躍するために必要不可欠な国家資格と言えます。

資格を取得することで、周囲からの信頼が増し、転職や昇格にもとても有利になりますので、設備設計に携わる仕事を行っている方は、特にチャレンジしたい資格ですね。

建設転職ナビでは、設備設計一級建築士の資格が活かせる職場をご紹介しています。資格を活かした転職をご希望の方は、ぜひ建設転職ナビの「無料転職支援サービス」をご検討ください。

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