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化学プラントでの仕事とは?業務内容や役立つ資格について解説

石油精製や天然ガス精製など、私達の豊かな生活を支える化学プラント。化学の専門知識が活かせ、特に海外での需要が大きな化学プラント業界の特長をご紹介します。

化学プラントとは

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「プラント」とは工場設備の一式のことを指し、化学プラントとは石油や天然ガス、LPGなどの原料から化学製品をつくり出すプラントのことを言います。
簡単に言えば、原料を化学反応によって加工・製品化するプラントのことですね。

代表的な化学プラントには「化学工場」「ガス精製工場」「石油精製工場」などがあります。

化学プラントは「有機化学プラント」と「無機化学プラント」の2種類に分けられ、有機化学プラントには石油、天然ガス、石炭などが、無機化学プラントにはソーダ、アンモニア、硫酸などがあります。

化学プラントでは有害で危険な原料、製品を多く扱いますので、一歩間違えれば爆発や火災などの大事故に発展する恐れがあります。
安全にプラントを稼働させるため、化学プラントで働くエンジニアには高度な知識とスキル、経験が求められるのです。

プラントエンジニアリング業界と大手5社を解説

化学プラントを扱う代表的な企業

千代田化工建設株式会社

千代田化工建設は国内2位の総合エンジニアリング会社です。売上高の55%をLNG(液化天然ガス)プラントが占めており、LNGプラントのリーディングカンパニーとして業界を牽引しているほか、化学、環境、産業と幅広い分野で事業展開しています。

プロジェクト遂行実績は世界60ヶ国以上となっており、売上高も海外が過半数を占めています。

千代田化工建設株式会社の求人

東洋エンジニアリング株式会社

東洋エンジニアリングは石油化学、化学、化学肥料関連プラントに強みをもつ大手エンジニアリング会社です。『Global Leading Engineering Partner』を掲げており、売上高の8割が海外となっています。

東洋エンジニアリング株式会社の求人

三菱ケミカルエンジニアリング株式会社

三菱ケミカルエンジニアリングは化学プラントに強みを有する総合エンジニアリング会社です。社名から化学プラントに特化した企業と勘違いされやすいのですが、化学以外にも産業、環境プラントと幅広く手掛けています。

三菱ケミカルエンジニアリング株式会社の求人

化学プラントの仕事のやりがいは?

様々な資源のうち、石油などの化学産業は人間生活を支えるうえで重要な要素のひとつです。産業プラントのように人が生きるのに必要不可欠なものを扱うというわけではありませんが、プラスチックや合成ゴム、洗剤原料などの化学製品がなければ人々の生活は豊かになりません。

したがって、化学プラントは人々の豊かな生活を支える産業と言えるでしょう。

近年は新興国を中心に海外での新規プラント建設が増えていることから、日本国内だけでなく、グローバルに活躍することも可能です。

化学プラント業界の一般的なキャリアパス

プラント業界の一般的なキャリアパスといえば、同企業で経験を積んでスキルアップし、プロジェクトマネージャーや高度専門職に就くなどが一般的です。

それは化学プラント業界でも同じで、ひとつの企業でキャリアを積んでいく道はあるのですが、化学プラントで培った知識や経験、スキルを活かして化学メーカーの技術者などに転職する方もいらっしゃいます。

化学プラント業界の平均年収

プラント業界全体の平均年収はおよそ600~700万円で、企業規模、経験やスキルによってはそれ以上の年収の方もいらっしゃいます。
また、海外で活躍できる人材になれば年収1,000万超も夢ではありません。

化学プラントの仕事とは

施工管理

化学プラントにおいても、他の建設現場と同様に「工程管理」「品質管理」「原価管理」「安全管理」の4大管理が必要となります。

化学プラントでは石油やガス、化学薬品などに代表される有害物質を多く扱いますので、とりわけ「品質管理」と「安全管理」が重要です。品質管理、安全管理を怠ると有害物質が漏れて化学薬傷する恐れがありますし、火災など生命に直結する大事故が生じる可能性もあります。

施工管理においては、安全を第一に考えながら工期通りにプラントを完成させることが大切です。

プラント施工管理の仕事内容とは?

設備管理

設備管理の業務内容には、設備が安定して稼働するように点検、修理、部品交換などをする「予防保全」と、設備に不具合が生じたときに修理する「事後保全」があります。

化学プラントはエネルギー量が大きな有害物質や危険物を扱うため、設備が故障してから修理するのでは手遅れになることもあります。
安全面のリスクを考えると、化学プラントにおける設備管理では予防保全が重要になります。

設計

プラントは大規模な建築物のため、設計するには一級建築士の資格が必須です。
また、この記事でも再三お知らせしてきたように化学プラントは取り扱う物質の性質上危険を伴うことから、化学系の知識を備えていなくてはなりません。
化学工学、機械工学、建築学の知識を活かしながら、安全かつ効率的にプラントが稼働するような基本設計、詳細設計を行います。

プラント設計の仕事とは?業務内容・資格などを詳しく解説

化学プラント業界に転職するのに有利な資格・スキルは?

施工管理技士(建築・管工事・電気工事など)

化学プラントで施工管理をするにあたって、建築施工管理技士や管工事施工管理技士、電気工事施工管理技士を取得しておくと有利です。
プラントも建設工事のひとつなので、通常の建設工事で役立つ資格は取得しておくべきでしょう。

また、施工管理を行うのであれば機械部門、化学部門、建設部門の技術士資格も併せて取得しておくと更に有利になります。

建築施工管理技士の詳細はこちら
管工事施工管理技士の詳細はこちら
電気工事施工管理技士の詳細はこちら

危険物取扱者

危険物取扱者とは、消防法で定めるガソリンや過酸化水素などの危険物を取り扱う際に必要となる国家資格です。

危険物取扱者は丙種、乙種、甲種に分かれており、それぞれ取り扱うことができる危険物が異なります。丙種→乙種→甲種の順に難易度は高くなり、取り扱える危険物の種類が増えます。丙種と乙種については誰でも受験が可能となっていますので、まずは難易度の低い丙種の取得を目指しましょう。

毒物劇物取扱責任者

毒物劇物取扱責任者とは、化学製品などの毒物や劇物を取り扱う際に必要となる資格です。
「毒物及び劇物取締法(第二条)」では、シアン化水素、水銀、ヒ素、アンモニア、過酸化水素、硝酸、硫酸、ホルムアルデヒドなどが毒物劇物と定義されています。

プラントエンジニアリング企業をはじめ、毒物劇物を扱う企業では必ず毒物劇物取扱者を設置しなければならないため、資格を取得しておけば転職で有利になります。

化学プラントの仕事に向いているタイプは?

化学プラントは常に危険と隣り合わせのため、気を抜かずに業務を遂行できる方が向いています。

そして、施工管理、設備管理、設計とどの仕事をするにしても化学系の知識は必須です。専門知識を活かし、いかに安全かつ効率が良い化学プラントを作り上げるかが鍵になります。

化学プラントは海外需要が高いため、海外で活躍したい方にも向いているでしょう。

化学プラント業界への転職は建設転職ナビで!

化学プラントは危険で大変な仕事ですが、人々の豊かな生活を支える仕事であるため、やりがいは大きいものです。そんな化学プラントへの転職をお考えの方は、建設系、化学系の資格取得が必須です。

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