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環境プラントでの仕事とは?業務内容や役立つ資格について解説

上下水道や廃棄物処理など、わたしたちの生活の根幹を支える環境プラント。海外での需要が増加してきている環境プラント業界の特徴をご紹介します。

環境プラントとは

environment

「プラント」とは工場設備の一式のことを指し、環境プラントとは廃棄物を処理して再利用できる資源にしたり、焼却熱を利用して発電したりするプラントのことを言います。
名前の通り、環境維持のために必要なプラントですね。

具体的には「浄水場」や「下水処理場」、「廃棄物処理場」などが環境プラントに挙げられます。廃棄物処理場においては食品廃棄物処理施設や廃プラスチック処理施設、建設系混合廃棄物処理施設など、廃棄物に応じた様々な種類の廃棄物処理場が存在します。

プラントのなかでも産業プラント化学プラントはもともと海外での需要が高かったのですが、近年は新興国でも環境問題への意識が強くなっていることから、環境プラントも海外需要が高まってきています。

環境プラントを扱う代表的な企業

栗田工業株式会社

栗田工業は「水と環境」分野で事業展開をしてきた水処理プラントのリーディングカンパニーです。売上の多くを占めるプラント事業のほか、水処理薬品事業、メンテナンス・サービス事業にも注力しています。

売上高は国内が6割を占めますが、世界各地域に20の海外事業会社を設置しており、国際的な評価も高い企業です。

川崎重工業株式会社

川崎重工業は『世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する”Global Kawasaki”』をグループミッションに掲げ、航空機や鉄道車両、エネルギー設備、モーターサイクルなどさまざまな分野で事業展開しています。

プラントにおいては都市ごみ焼却施設などの環境プラントに強みを有し、「省エネルギー」、「省資源」、「低環境負荷」をキーワードに海外にも事業を展開しています。

水ing株式会社

水ing(スイングと読みます)は日本で初めて民間主体による公民連携水道事業運営会社を設立した総合水事業会社です。もともとは風水力分野のポンプ・コンプレッサー事業を展開している荏原製作所のアフターメンテナンス部門から分離独立してできた会社で、2010年に三菱商事と日揮が資本参加し、現在は3社による合弁企業となっています。
日本の水インフラのパイオニアとして、下水道やし尿・汚泥再生処理、産業水処理、浸出水処理など、水に関わる様々な分野で事業展開しています。

日本国内のみならず、中国・インドネシア・ベトナムの関係会社と連携し、地域に根差した事業を推進しているのも特徴です。

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環境プラントの仕事はキツい?

浄水場、下水処理場、廃棄物処理場と聞くと、産業プラント化学プラントに比べて環境プラントは「キツい」、「汚い」といったイメージを抱かれやすいのですが、実際はどうなのでしょうか?

プラントの維持管理については臭いや温度が多少キツかったりすることはありますが、施工管理・設備管理・設計など業務に関してのキツさは産業プラントや化学プラントと大差はありません。

産業プラントや化学プラントは人々の生活を支えるイメージが強いため、環境プラントはあまり社会貢献性がない分野と捉え、キツいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、環境プラントは社会貢献性がないどころか地球環境を守るための事業であり、これから先人類が生きていくために重要な役割を果たすのです。

環境プラント業界の一般的なキャリアパス

プラント業界では、転職を繰り返していくというよりは同じ企業で経験を積んでマネージャーなどの管理職に就くのが王道のキャリアパスですが、環境プラントで培った経験を活かして産業プラント化学プラントへ転職したり、マリコン(海洋土木業)に転職したりする選択肢もあります。

環境プラント業界の平均年収

プラント業界全体の平均年収はおよそ600~700万円 となっており、人によってはそれ以上の年収の方もいらっしゃいます。管理職に就いたり海外で活躍している方ですと年収1,000万円以上が多いため、年収アップを狙うのであれば資格を取得するなどスキルアップし、仕事の幅を広げることが大切です。

環境プラントの業務とは

施工管理

環境プラントの施工管理は、「工程管理」「品質管理」「原価管理」「安全管理」の4大管理に加えて、試運転や工事計画やメンテナンス計画も担います。

有害物質を分解し、安全に処理することが環境プラントの役割のひとつなので、安全管理については特に慎重になる必要があります。

プラント施工管理の仕事内容とは?

設備管理

上下水道や廃棄物処理場といった環境プラントで用いられる技術は、日々新たな技術が生み出されています。そういった新しい技術を取り入れて「いかに効率良く稼働できるか」、「どう改善するか」を考えることが大切です。

設備を安定して稼働させるだけでなく、改善を重ねて環境維持に努めることが重要なのです。

設計

環境プラントの設計には一級建築士の資格が必須です。
基本的な建築設計の知識やスキルのほか、環境系の知識も備えておくと良いでしょう。
例えば、廃棄物処理場であれば廃棄物をどのように処理するのかは必ず知っておくべきですし、「廃棄物処理法」など、プラントに関連する法律も頭に入れておく必要があります。

プラント設計の仕事とは?

環境プラント業界に転職するのに有利な資格・スキルは?

施工管理技士(建築・管工事・電気工事など)

環境プラントで施工管理をしたいと考えている方は、建築施工管理技士や管工事施工管理技士、電気工事施工管理技士を取得しておきましょう。
他の一般的な建設現場に比べて規模が大きいプラントは施工管理も大変なため、ご自身の実績もアピールできると更に有利です。

建築施工管理技士 の詳細はこちら
管工事施工管理技士 の詳細はこちら
電気工事施工管理技士 の詳細はこちら

廃棄物処理施設技術管理者

廃棄物処理施設技術管理者とは、一般廃棄物処理施設や産業廃棄物処理施設において、施設の維持管理に関する技術上の業務を担当する人のことを指します。

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)第21条によって、一般廃棄物処理施設や産業廃棄物処理施設には廃棄物処理施設技術管理者の設置が義務付けられていますので、資格を取得しておくと転職で有利になります。

公害防止管理者

公害防止管理者とは、大気汚染、水質汚濁、騒音、振動などの公害を検査・防止するための国家資格です。
環境プラントなど、公害が発生する可能性が高い施設には公害防止管理者の設置が義務付けられていますので、廃棄物処理施設技術管理者と同様に資格を取得しておくと転職で有利になります。

環境プラントの仕事に向いているタイプは?

環境プラントは「キツい」、「汚い」といったイメージが強く、「あって当たり前」と思われやすい仕事です。

プラント業界は激務であったり高度な専門知識が必要だったりと大変な側面もあります。そのような環境のなかでも、地球環境のことを思い、改善志向で働ける方は環境プラントの仕事に向いているでしょう。

また、地球環境問題について常にアンテナを張れる方は新たな課題や知識を吸収し、仕事に活かすことができます。

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環境プラントは環境維持のために必要不可欠な仕事です。
様々な種類のプラントがありますが、環境問題に興味がある方には環境プラントがピッタリでしょう。

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