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建設技術者が「転職」を考えたときに読むコラム 【プロでも千差万別】良い転職エージェント・悪い転職エージェントの見分け方

転職を考えるとき「転職エージェント」は頼りになる存在です。でも全員がそうとは限りません。良いエージェントの見分け方、こっそり教えちゃいます!

「いまの仕事でこの先もやっていける気がしない」「転職も考えた方がいいかな」と思ったら、何をすべきでしょうか。まずはやはり、転職エージェントに登録すべきでしょう。しかし、すべての転職エージェントがあなたのキャリアに最適な道を選んでくれるわけではありません。また転職エージェントに頼りっきりで、すすめられるがままに転職しても「こんなはずじゃなかった……」となるおそれだってあります。

「転職エージェントの選び方にはコツがある」というお話です。

転職エージェントとはなんなのか

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「転職エージェント」には、大きく分けて2種類あります。

 

・大手総合型転職エージェント

・特化型専門転職エージェント

 

大手総合型転職エージェントにはCMなどでもよく見かけるリクルートやdoda、マイナビなどが挙げられます。一方で特化型専門転職エージェントは、建設技術者向けで言えば「建設転職ナビ」を運営するヒューマンリソシアなどがあります。前者は不特定多数のニーズに応えるためになんでも揃えている巨大ショッピングセンター、後者は品数こそ限られるものの、その分野の人ならば思わず食指が動くラインナップが自慢の専門店だと考えれば分かりやすいかもしれません。そこで働く人の知識やノウハウにも、当然のことながら差があります。

 

仮にあなたが「いますぐ転職をしよう」と思っていなくても、転職エージェントに登録する価値はあります。そのメリットは、次の3点です。

 

  1. 自分の経歴を棚卸しできる
  2. 自分の市場価値を客観的に見てもらえる
  3. 自分に必要なもの(資格や経験など)を知ることができる

 

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新卒から勤めた会社の中にずっといると、「井の中の蛙」になりがちです。社内政治にかまけていれば社外で活躍する体力が落ちてしまい、動きづらいメタボリックなキャリアになってしまいます。自分になにが足りないのか、なにをすれば市場における価値が上がるのか。さまざまな転職希望者と接している転職エージェントにそれを診断してもらうのはアリでしょう。無料の健康診断だと思って、定期的に転職エージェントと関わりを持ち、担当のキャリアエージェントと面談してみましょう。

良い転職エージェントの選び方、悪い転職エージェントの見極め方

では、どんな転職エージェントが良いのでしょうか。

博報堂出身でワンキャリア取締役の北野唯我氏は、ベストセラーの著書『このまま今の会社にいていいのか? と一度でも思ったら読む転職の思考法』(ダイヤモンド社)の中で、良い転職エージェントについて、こう書いています。

 

・面接時、どこが良かったかだけでなく、入社する上での「懸念点」はどこかまでフィードバックしてくれる(こちらから『自分の懸念点はどこですか?』と聞くこと)
・案件ベースでの「良い、悪い」ではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるかという視点でアドバイスをくれる
・企業に、回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
・「他にいい求人案件は、ないですか?」という質問に粘り強く付き合ってくれる
・社長や役員、人事責任者との面接を自由にセットできる『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法』(ダイヤモンド社)より抜粋

 

企業や業界、キャリアによって多少の違いはあるかもしれませんが、この見方はおおむね正しいと思います。

 

またひとつの例として、「応募から転職を決めるまでの長さ」を尺度とするとよいかもしれません。製造業において「発注~納品までに要する時間」を指す「リードタイム」という用語がありますが、転職エージェント業界でもこの「リードタイム」は使われています。それは応募から採用までの時間を意味していて、転職エージェントからすればリードタイムが短ければ短いほど、効率的な営業活動ができている=売上に貢献できると言えます。

 

裏を返せば、熟慮しながら転職活動に臨みたい人は、リードタイムを意識して早急な判断や回答を求めがちな転職エージェントとは合わないでしょう。ともすれば自社や企業側の利益ばかりを考えていて、転職希望者の希望に寄り添ってくれているとはいいがたいからです。

 

このように前述の条件を逆から見れば、「悪い転職エージェントとは?」という問いには次のようなポイントが挙げられそうです。

 

・キャリアプランを顧みようとせず、「この求人を逃す手はない」と早く決めさせようとする
・企業側の言いなりになっていて、融通が利かない
・希望にそぐわない企業も応募させようとする
・初回の面談できちんとヒアリングもせず大量の求人を紹介してくる
・メールや電話の対応が遅く、連絡が不定期
・業界や企業の業務内容に対して知識が浅い
・コロナ禍でもオンライン面談に消極的で、リアル面談にこだわる

 

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やり取りの中でこのような転職エージェントであると判断できれば、早々に距離を置く方が望ましいでしょう。あなたのような優秀な人材を逃すまいと、彼らは頻繁に連絡を取りたがるでしょうが、どんなに好感を持てる相手でもそれは貴重な時間のムダです。その判断のためにも、複数の転職エージェントとコンタクトを取り、各社の対応を冷静に比較することをおすすめします。

 

ただ一方で、転職エージェントに勤めるキャリアアドバイザー(CA)も生身の人間です。若いCAや女性CAに対し「サービスを利用してやっている」と横柄な態度を取ったり、複数のエージェントの仕事と露骨な天秤にかけたり、音信不通になったり……。そんな人の幸せを願い、キャリアを支援したいと思う人間がいるでしょうか? 
社会人同士、互いに気持ちの良い取引ができるような関係性で接したいものですね。

 

あなたが転職エージェントを利用して獲得して入社しても、あるいは内定を辞退しても、もしかすると自身のキャリアアップのために転職を繰り返す「ジョブホッパー」となったとしても、その後の転職を支援してもらうことになるかもしれないのです。一生の伴走者となる可能性もある良いCAに巡りあうために、まずはいくつかの転職エージェントに登録してみてはいかがでしょう。

 

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