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建設技術者が「転職」を考えたときに読むコラム 建設業界版「軸ずらし」転職で年収を上げる

「転職=年収アップ」。みなさん希望されますが、これ、意外と簡単ではありません。ではどうすればいいのか? おすすめしたいのが今回紹介する「軸ずらし転職」です。

転職において、もっとも挙げられる理由のひとつである「年収アップ」。これから先が見通せない時代、同じように働くならいまよりもっといい条件で……と考えるのは当然なのではないでしょうか。

しかし、年収アップにはそれ相応の専門性はもちろん、希少性が必要です。同業他社に転職しても、同じようなキャリアの人材と競い、選ばれるばかりでは希少性は出しづらい。そんな建設技術者が年収アップするために、なにが必要なのか……。そこでおすすめしたいのが「軸ずらし転職」です。

軸ずらし転職とは?

「軸ずらし転職」とは、『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化させる生き方』著者である“moto”氏(戸塚俊介氏)が提唱する理論。

 

moto氏は短大卒業後、リクルートや楽天、ベンチャー企業などを経験し、キャリアアップのたびに年収をアップさせています。年収240万円から1000万円と、その上昇幅、なんと約750万円……!

 

moto氏は、著書の中でこう書いています。

 

転職で年収を上げるには「業界」か「職種」のどちらかの軸を「年収の高い業界」または「年収の高い職種」にずらすのが近道

 

多くの企業は転職者の経験「職種」あるいは経験「業界」から、自社にとって有益な人材であるかどうかを判断します。そのどちらか一方をずらすことで、自身の希少性をより高めるのです。

 

たとえば、あなたが「中小規模ゼネコンの施工管理」だった場合。通常の転職であれば、さらに大手のゼネコンへの移籍を想像するでしょう。

 

しかしたしかに大手ゼネコンであれば年収は上がりますが、人材不足なご時世とはいえ、同じゼネコンであれば施工管理→施工管理という転職希望者は特段珍しくありません。つまり、あなた以外に競合する人材はそれなりの数がいます。すると、どうしてもスキルやこれまでの経験年数によって比較され、値踏みされがち……。

 

そこで、「軸ずらし」です。

 

まずは建設業界の軸をそのままに、「職種」をずらしてみましょう
「建材メーカーの営業職」など、現在の施工管理とは異なる仕事を選びます。

 

そもそも現場経験のある営業マンや管理職は少ないため、「建材メーカーの営業職」において「施工管理」の経験値は大きな強みになります。企業のニーズと合えば、応募する職種が未経験であっても、大幅な年収アップにつながる可能性があるのです。

 

あるいは、「業界」をずらします
外食・小売チェーンなどの「店舗開発マネージャー職」ではどうでしょう。

ここでも異業種の発注者側において、施工管理経験者は社内プロパーにはいない、実に稀有な存在。きっと重宝されるはず。

 

このように、あなたのキャリアに「希少性」を感じてもらえる業界、もしくは職種を狙った転職活動は、年収を効率よく上げる方法なのです。まずは現在の職種・業界から「どんな可能性があるか」を考えてみましょう。

年収アップ・スキルアップを実現するコツ

ただし、なんでもずらせばいいというわけではありません。軸ずらし転職による年収アップを実現させるためには、コツがあるのです。ここでmoto氏の著書から引用します。

 

転職で年収を上げるには、業界か職種のどちらかの軸を、“年収の高い業界”または“年収の高い職種”にずらすのが近道なのです

 

年収は、役職や企業ランク・属性、経験年数なども関わってくるものの、大枠は「職種×業界」で決定するケースが多い、とmoto氏は説明しています。

 

建設業界の年間賃金総支給(いわゆる年収)はヒューマンリソシア総研レポートによると550.1万円(2019年調べ)。もちろんそれは建築か土木か、設計や施工かなどによって異なってくるでしょう。

 

希望職種・業界の平均年収は、転職エージェントへヒアリングすれば確認できるはず。希望の年収とあなたのスキルとかけ合わせたうえで逆算して、どの業界・職種を目指すのか検討してみては――。

建設業界で伸びている分野を解説

とはいえ、「発注者企業へ転職しなければ、年収アップは望めないのでは……」(前回の記事参照)と思う向きもあるでしょうし、年収アップも大事だけれど、建設業界のやりがいを捨てがたいと考える人もいるでしょう。建設業界内で、「軸」をずらす転職はできないものか?

 

ここでmoto氏のお言葉を……。

 

転職先の選び方としては、いま儲かっているか、これから先の方から見込みをあるかを考えてみてください

 

そう、「建設業界で特に伸びしろがある分野」を知る必要があります

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暮らしを支えるインフラ系企業では常に最新の技術が生み出され、投入されています。太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー関連ビジネスに関わる企業は、今後さらなる発展が期待できるでしょう。

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年収アップを最大の目標とするならエージェントに相談を

年収アップやキャリアアップを目的とした転職の際に有効にはたらく「軸ずらし転職」。まずはあなたの転職の目的をしっかりと考え、moto氏のように年収アップを最大の目標とするならば、転職エージェントに登録・相談することからはじめてみてはいかがでしょう。

 

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